債務整理の記録〜任意整理から個人再生へ〜

仮想通貨、FX、ギャンブルなど家族に内緒で借金して返せなくなった底辺の話です。

不介入とした債務が申立を遅らせた

有資格者が数名いる事務所なら担当が代わっても自分のプロフィールや債務はきちんと引き継がれているだろうという思い込みが面白くない事態を引き起こしました


返しきれなくなるまで借金しまくった自分が全て悪いのですが、債務整理をした際に住宅ローンがあるメインバンクのカードローンとクレカ、それとリフォームローンについてはそのままで通常通りの返済をするようにしていました


なぜなら


メインバンクに「もう返せません」としてしまえば直ちに口座が凍結されて全ての預金で借入金と相殺され、更には給料など入金はできるけど現金の引き出しや保険や公共料金などの引き落としができなくなるからです


そういう事態になれば即最も恐れていた家族バレにつながります


当初はまだどうにか家族には内緒で隠し通して返済しようという気でいたので全く周りが見えていませんでした


そして任意整理でも返済できなくなり、債権者が裁判所へ訴訟を起こしたことにより後がなくなり個人再生へとなるのですが、裁判所へ申立をするには全ての借入が対象となるためそれまで不介入としていた借入についても専門家を通して債権者へ手続きをしなければなりません


専門家の事務所で打ち合わせをしたときに「最初に相談して不介入とした借入についてはいつ頃受任通知が発送されるのですか?」と聞いておけばよかったと今でも後悔しています


打ち合わせから1ヶ月近く経ってからこのことを問い合わせたらメインバンクとリフォームローンの信販会社へ借入の内容を「開示請求」しなければならないのでその開示には時間がかかるため裁判所への申立は2ヶ月延ばすという返答でした


別の債権者からも訴訟される前に申立をするからすぐに資料を集めろと言っておいて2ヶ月延ばすとはどういうこと?

打ち合わせのときに最初に相談したときからのカルテのような調査書持っていたよね?

任意整理で高い報酬払ってきたのにそんな対応なんですかい?


もう不満というか、不信感ばかりで会話する気にもなりませんでした


そしてこの件以降、こちらからは何のメッセージも入れずただ一方的に書類を送るだけ、当然向こうも書類が届いたとか、開示請求がどうなったとか何のリアクションもしてこないという不穏な関係が更なる事態を招くのでした
















トラブル発生のプロローグ

専門家の事務所での打ち合わせ後に追加で言われた書類のうち簡単に取れるものはすぐに郵送し、ちょっと時間がかかりそうな査定の件で不動産屋や中古車買取の業者を調べようとしていました


ちなみに銀行の取引照会は手数料がかかったけど1週間もかからず手元に届くので、通帳・印鑑・本人確認があれば昼休みにのちょっとの時間でもすぐ手続きできました


退職金証明書については昼間の本業では総務的なことにも携わっていたので自分の退職金は自分で計算して書類作成


そして


人がいない隙を見て勝手に社印を持ち出して押印


(まあバレることはないでしょう)


書類の提出が思いの外スムーズに進み、任意整理の支払が滞ったことで手元に少しだけお金をプールできたこともあって心にちょっとだけ余裕が出ました



でもそれは大きな油断でした



専門家の事務所で打ち合わせをしたときに①わざわざ言わなくても大丈夫だろうと話に出さなかったことと、②申立までの間に書類以外に何かやっておくべきことがあるか聞かなかったこと、これらのことは今でも後悔しています



①の知ってて言わなかったことは任意整理の際に不介入としていた債務のことでした。この債務についてはどうするのか?最初の相談のときにこのことは伝えてあるから向こうもわかっているはずだし、わざわざ言わなくても手続きをしてくれるだろうと思い込んでいたのです。


②の申立までにやっておくべきことは銀行口座の凍結対策でした。①の任意整理の際、給与振込になっていて住宅ローンやその他保険や光熱費などの引落にもなっているメインバンクのカードローンやクレカについてはなにかと面倒になるので任意整理はせずに通常通りの返済をしていたという経緯があり、この凍結対策をしていなかった(聞いていなかった)ことが大問題となるのでした。


簡単にいえば専門家(の補助者)とのコミュニケーション不足


高い報酬を払っているんだから親切丁寧にやってくれて当たり前だなんで思ってはいけません


結局借りたの自分、返せなくなったのも自分、そして手続きをしなければならないのも全て自分ということです














個人再生申立の準備(追加書類)

専門家の事務所での打ち合わせに対応してくれたのは資格者でなく単なる補助者


任意整理を相談したときのオラオラとはまた違う


なんか頼りない


同じことを何度も聞いてくる


そんなの前にも話したし、メールでもやり取りしていたよ


わざわざ有休取って、仕事行くふりまでして、お金ないのに高い交通費を払ってまで来て話す内容か?


何を今更…


まあ払えなくなるまで借金して泣きついている自分がクズなんですけどね


事前に言われて用意した資料でほぼ申立の準備はできるであろうとのこと

ただ、古い通帳が1冊だけ見当たらず、それについては銀行に言えば簡単に取引明細がもらえるはずとのこと


そして申立で資産として提出する資料に添付する疎明資料を集めよとの宿題


マイカーの査定書

自宅の査定書

退職金証明書


マイカーの査定については市場価格がわかればいいからネットで数社やればいいとのこと


自宅の査定については地元の不動産屋にでも「簡易査定でいいから」と言えばやってくれるはずとのこと


退職金証明書は勤務先の印鑑要


というような内容で専門家の事務所での打ち合わせを終えて普段通りに帰宅するにはやはり各駅停車の電車では間に合わず、帰りも高い特急券を買うことなり何とも言えない有給消化となりました