給与の口座が凍結されていた
不介入としていた借入については専門家が開示請求をするわけですが、これってイコール受任通知を発送するということで
「底辺おっさんという方がお宅の銀行からの借入金を返せなくなって資格ある専門家の私が裁判所へ個人再生申立の手続きをすることを委任されたから彼の借入の内容を教えてね」
という内容の文書を送りつけます
すると銀行は契約書の通り「期限の利益」を喪失させることができるので
「底辺おっさんへ貸したお金が返ってこなくなるのはマズイから彼名義の預金を全部引き出せなくして貸付金と相殺してしまおう」
とその銀行にある底辺おっさん名義の口座は全て凍結されてしまいます
今は口座の開設は犯罪防止のために普通預金はその銀行でひとり1冊とか厳しくなっているらしいですが、一昔前は用途ごとにどこの支店でも何冊でも作ることができたので本人名義の預金は借入のない別の支店のものまで凍結されてしまいます
自分の場合は給与が振り込まれ住宅ローンやカードローン、クレカ、生保、損保、電気、水道、ガス、NHK、学費、税金などなど生活に必要なもの全ての引き落としをその銀行にしていたので非常に大変なことになりました
まずATMで生活費を引き出そうとしたら変なエラーが出てしまい、残高はあっても使えなくなっていたのが事の発端
これには専門家が自分に知らせることなく受任通知を送ったのでは?とすぐに鬼太郎の妖怪アンテナ並みにピンときました
どういう状況か、どうすればいいのかを確認したくて専門家と慌ただしくやりとりをするのですが、今思い出しても自分にとっては「今まで生きてきて出会った中で最低のク〇ヤロー」と腹立たしく悔しい思いばかりなので多くは書き記しません
本来であれば、専門家との打ち合わせのときに〇月〇日頃銀行に受任通知を郵送するから口座が凍結される前に給料の振込や引き落としの変更手続きを済ませておくように言われていればこのような緊急事態は免れていたと思います(ほんっっとにぐやじい)
「口座が凍結されると給与とか入金はできるけど現金を引き出したり、引き落としがされなくなってしまうので家計が大変なことになるよ」
「住宅ローンは一時的に引き落としがされなくなるけど、後でまとめて払うことになるし、その後も払い続けることになるからその分は使っちゃだめだよ」
「カードローンは受任通知が届いた時点の全ての預金と相殺されてしまうからその銀行の預金残高はゼロにしておいた方がいいよ」
「もし相殺されて預金が残ってもすぐには引き出せないから別の銀行に移しておいてね」→後で専門家は自分への報酬ばかり気にしていた...
元はと言えば返せなくなるまで借金をした自分が悪い
債務整理についてネットなどですぐわかるのに調べなかった自分が悪い
バレたくないと家族に内緒にしていた自分が悪い
最低のク〇ヤローって自分じゃないか...
もう精神がどうにかなっていましたね
それでもひとつひとつ整理して
給与は振込手続き前に「通帳とカードを失くしたから給料は一時的に別の銀行にしてほしい」と凍結を隠して変更できたのでセーフ
給料から住宅ローン分だけ真っ先に別に分けてプールしたのでこれも問題なし
定期預金などは既に凍結されて全額引き出せずこれはアウト
引落しについては全て「引落ができませんでした」とこれもすべてアウト
→これが手続きに時間がかかって大変でした
そして口座から引落ができないという郵便物が何通も届いたり、学費の振込依頼のお手紙を手渡されたり、これには何かおかしいことが起きていると気付かれついに最も避けたかった家族バレへと続くのです