債務整理の記録〜任意整理から個人再生へ〜

仮想通貨、FX、ギャンブルなど家族に内緒で借金して返せなくなった底辺の話です。

遂に借金をカミングアウト

今日こそは話そう、…でも今はタイミングが悪いから後にしよう


借金のカミングアウトを決意してから2週間ほどかかってようやく話さなければならないことを話せました


・内緒で借金をしていること

・その借金返済が苦しくて個人再生申立の準備をしていること

・引落ができなかったのは実はメインバンクが凍結されてしまっていたこと

・勝手に給与振込の口座を変えていたこと

・引落不能の支払はこっそり振込やコンビニで済ませていたこと


よく「全てを洗いざらい話したらスッキリした」というような話を耳にしますが、確かに言い難いことをやっと言えたということで多少は気が楽になるのかもしれません


しかし、それを聞かされた側にしてみればどうだろう?


いくら「大事な話がある」と言われ、「またお金の話?」と身構えていたとしても相当なダメージを受けるはず


やっぱりここまで追い込まれる前に話すべきだった


いや、そもそも気軽に内緒でカードを使うべきではなかった


まさに「ご利用は計画的に」

テレビのCMとかで耳にする度に胸が痛くなる


これが守れない者はカードを作るべきではなかったと改めて思い知らされるけど、そもそも計画的な資金管理ができていればカードなんて必要ない


(ブラックリストだからカードは暫く作れないし)
















個人再生におけるリフォームローン

メインバンクの口座が凍結されたことで公共料金や保険の引落しができなくなり、督促の郵便物が届いたりしたことで遂に家族に内緒にしている借金があって更にそれを返済できなくなって専門家に手続きを依頼いるということをカミングアウトしなければならない状況に追い込まれました


それを決定づけるきっかけが


リフォームローンの督促


個人再生と自己破産の違いのひとつに持ち家を守るか手放すかという点があります。自分が個人再生の手続きに入った大きな要因は



住宅ローンは今まで通り払い続けてマイホームはそのままで他のカードローンやクレカは「払えません、ごめんなさい」ができることでした



今となっては家族に対してごめんなさいが先ではなかったのかと反省しております


最初に任意整理をしたときに住宅ローンが絡むメインバンクとこのリフォームローンについては不介入としてそのまま払い続けていましたが、個人再生の申立ての準備に入り全ての借金について専門家より受任通知を送らなければならなくなったことによりこの通知を受けた債権者が連帯保証人である家族へ督促の電話を入れやがったのです(普通に考えて当然です)


不在着信が見慣れない番号だったのでその番号をググってみたところ


「この番号は信販会社が支払が未納である顧客へ督促の電話をするときに使う番号だからすぐに折り返した方がいい」


と会社名だけでなくご丁寧な情報まで出てしまったのです


0120やググった番号からカード会社のコールセンターという程度なら「きっと何かのセールスだよ」とサラッと誤魔化せたのでしょうが、これではどうしようもありません


すぐにこの時も鬼太郎並みの妖怪アンテナがピンときて「受任通知が届いたから連帯保証人に直接かけてきやがった」ともう心拍数が上がる一方でそれはもう明らかに不審な態度だとバレました


それでも「よくわからないから後で聞いてみるよ」とかその場から逃げようとしましたけど


さて、その信販会社ですが、まあ誰でもカードは作らずとも何かを分割で買ったことがある方は誰でも一度は関わったことはあるくらいの大手です


「リフォームローンを利用している底辺おっさんという者ですが、私の連帯保証人にそちらから電話があったみたいだったのでどういうことだったか教えてほしいのですが...」


と電話してみると


「あなたと話すことはありません。これはうちと連帯保証人様のお話ですから」


とバッサリ


今までの人生でオレ的ランキングで債務整理を依頼している専門家に次ぐ第2位のク〇ヤローです


それでも話の折に「一般的にはどういうものなのですか?」と冷静に今後の支払について確認していくと


・住宅ローンやリフォームローンで有担保となっている住宅資金の借入については個人再生後もそのまま支払を継続する


・無担保のリフォームローンについては他のカードローンやクレカと同じように個人再生により減額の対象となる


・しかし底辺おっさんのリフォームローンについては家族を連帯保証人としており、専門家より個人再生の手続きに入るという受任通知を受けたので契約書にある通り連帯保証人に請求している


・よって底辺おっさんが借りているリフォームローンは無担保だけど個人再生で減額されることはなく、その後は連帯保証人が完済するまで支払をしなければならない


・底辺おっさん名義の通帳から引落して返済はできないので引落をするのであれば連帯保証人の口座からでしかできない


今後もリフォームローンの約定日に入金がなければ督促の電話はかかってくるし家族宛に督促状が届くとのことでしたので、ネットからこっそり連帯保証人の連絡先を自分の仕事用の携帯電話に変更しておきました


こういった見苦しい逃げてばかりの自分にこのままではいけないと家族へすべて打ち明ける決心をしたのですが、実際にカミングアウトをしたのはそこから2週間後くらいでした















給与の口座が凍結されていた

不介入としていた借入については専門家が開示請求をするわけですが、これってイコール受任通知を発送するということで


「底辺おっさんという方がお宅の銀行からの借入金を返せなくなって資格ある専門家の私が裁判所へ個人再生申立の手続きをすることを委任されたから彼の借入の内容を教えてね」


という内容の文書を送りつけます


すると銀行は契約書の通り「期限の利益」を喪失させることができるので


「底辺おっさんへ貸したお金が返ってこなくなるのはマズイから彼名義の預金を全部引き出せなくして貸付金と相殺してしまおう」


とその銀行にある底辺おっさん名義の口座は全て凍結されてしまいます


今は口座の開設は犯罪防止のために普通預金はその銀行でひとり1冊とか厳しくなっているらしいですが、一昔前は用途ごとにどこの支店でも何冊でも作ることができたので本人名義の預金は借入のない別の支店のものまで凍結されてしまいます


自分の場合は給与が振り込まれ住宅ローンやカードローン、クレカ、生保、損保、電気、水道、ガス、NHK、学費、税金などなど生活に必要なもの全ての引き落としをその銀行にしていたので非常に大変なことになりました


まずATMで生活費を引き出そうとしたら変なエラーが出てしまい、残高はあっても使えなくなっていたのが事の発端
これには専門家が自分に知らせることなく受任通知を送ったのでは?とすぐに鬼太郎の妖怪アンテナ並みにピンときました


どういう状況か、どうすればいいのかを確認したくて専門家と慌ただしくやりとりをするのですが、今思い出しても自分にとっては「今まで生きてきて出会った中で最低のク〇ヤロー」と腹立たしく悔しい思いばかりなので多くは書き記しません


本来であれば、専門家との打ち合わせのときに〇月〇日頃銀行に受任通知を郵送するから口座が凍結される前に給料の振込や引き落としの変更手続きを済ませておくように言われていればこのような緊急事態は免れていたと思います(ほんっっとにぐやじい)


「口座が凍結されると給与とか入金はできるけど現金を引き出したり、引き落としがされなくなってしまうので家計が大変なことになるよ」


「住宅ローンは一時的に引き落としがされなくなるけど、後でまとめて払うことになるし、その後も払い続けることになるからその分は使っちゃだめだよ」


「カードローンは受任通知が届いた時点の全ての預金と相殺されてしまうからその銀行の預金残高はゼロにしておいた方がいいよ」


「もし相殺されて預金が残ってもすぐには引き出せないから別の銀行に移しておいてね」→後で専門家は自分への報酬ばかり気にしていた...


元はと言えば返せなくなるまで借金をした自分が悪い
債務整理についてネットなどですぐわかるのに調べなかった自分が悪い
バレたくないと家族に内緒にしていた自分が悪い


最低のク〇ヤローって自分じゃないか...


もう精神がどうにかなっていましたね



それでもひとつひとつ整理して


給与は振込手続き前に「通帳とカードを失くしたから給料は一時的に別の銀行にしてほしい」と凍結を隠して変更できたのでセーフ


給料から住宅ローン分だけ真っ先に別に分けてプールしたのでこれも問題なし


定期預金などは既に凍結されて全額引き出せずこれはアウト


引落しについては全て「引落ができませんでした」とこれもすべてアウト
→これが手続きに時間がかかって大変でした


そして口座から引落ができないという郵便物が何通も届いたり、学費の振込依頼のお手紙を手渡されたり、これには何かおかしいことが起きていると気付かれついに最も避けたかった家族バレへと続くのです